2012-02-18 維新八策・現実版 池田信夫氏も書いているように、維新の会が維新八策で掲げる「参議院の廃止」や「首相公選制の導入」は、正攻法ではまず、実現不可能。 現行憲法の盲点を衝くような「奇手」が必要だ。 例えば、次のようにしたらどうだろうか。 公職選挙法を改正し、参議院の定数を1名とする。参議院の選挙制度は、全国区制とする。 衆議院では、首班指名に際し、この唯一の参議院議員を選出することを慣行として定着させる。 これで現行憲法の下で「参議院の廃止」や「首相公選制の導入」が実現できる。 ただ、このままだと最初の公職選挙法改正は現職の参議院議員が強く反対し実現しないだろう。これを解決するには、同じく公職選挙法改正によって衆議院の定数を700人程度まで増やし、現職の参議院議員には衆議院への鞍替えを促すようにすればよい。